宿題をやってこなかった小学生が逮捕される?【ネタになるニュース】
宿題をやってこなかった小学生が逮捕される?
人生誰にも、宿題を忘れてしまった、忘れたどころかやっていないという経験があるかと思われます。
例え宿題を忘れたとしても、教師や親からの叱責、クラスメイトからの嘲笑(子供にとってはかなり辛いことですが)を浴びはしますが、それ以上のペナルティはないはずです。
しかし、アメリカはジョージア洲西部にある都市コロンバスの小学五年生の少年が、宿題をやって来なかったという理由で警察に逮捕されたと報道されました。
さて罪状は…?
いくらアメリカでも、そこまでやるのか?と不思議に思いますよね。
ちなみにイギリスでは、生徒が学校をサボってしまうと、親が裁判所へ出頭しなければなりません。
これって親からすれば理不尽ですよねえ。
さて、逮捕されたシーン君は、日頃から学習態度が悪く、大人を完全に舐めており、教師も親も手を焼いていたのだとか。
そこで母親が一計を案じ、警察に相談。
警察も協力に応じたのだから驚きですよね。
いつもながらに大人の言うことを一切聞かないシーン君。
母親のチキータさんはそんなシーン君に「警察に逮捕されるわよ」とピシャリ。
普通なら信じるはずもないですよね。
シーン君も、母親の注意に最初は爆笑していたのだとか。
ところが本当に警察が来た!
警察を前にして、さすがに怖くなったシーン君。
ですが、怯える彼を前に、警官は淡々とシーン君の罪を述べ、手錠までかけたのです。
号泣するシーン君は、そのまま警察の車に乗せられ、警官に説教された後に開放。
ところで、罪状は何だったのでしょうか。
さて、この「逮捕劇」
悪ガキにお灸をすえるという意味ではスカッとする人もいるかもしれませんが、法律に触れていない行為での逮捕は問題になるかと思われますよね。
アメリカは完全法治国家。
感情よりも、法律を遵守しなければなりません。
逮捕が演技だとしても、警官が警官の権限を持ってして、手錠をかけてしまったのです。
協力した警官には罰則などは不明ですが、コロンバス警察のアシスタント・チーフは「問題だ」と公言しています。
確かに、でっち上げの罪状で警官が自由に逮捕されてしまう世の中では、恐怖政治の横行と言えるでしょう。
子供の素行の悪さで親が悩んでいる場合は、きちんとした専門機関が設けられているので、本来ならそこに相談するべきだった、とも言っています。
こちらも正論ですが、母チキータさんは、子供の将来のためにやったと言っています。
大人を舐めきった子供が成長すると、どんな不良、または犯罪者になるか分からないというのがチキータさんの言い分。
最近のアメリカでは、現在ボルティモアを初めとする、黒人の暴動が頻発しています。
チキータさんは、シーン君がいずれ暴動に乗っかってしまうような大人になることを危惧していたのです。
さて、彼女の行動は正しかったのでしょうか…
ネットでの反応は、海外でも母親と協力した警官に対しての評価は高いのですね。
これが日本なら、確実にその警官は処分がくだされていたことでしょう。
学級崩壊、生徒児童の凶暴化、モンスターペアレント…日本の教育現場でも、頭を抱えることばかりですしね。
どんなワルガキにでもガツンと効く「お灸」があるなら、喉から手が出るほど欲しいことでしょう。
ちなみに、シーン君は現在はすっかり大人しくなり、授業もきちんと聞き、宿題もやってくるようになったそうです。