「STAP細胞あります」が商標登録【世間を騒がせた名言が商標登録されている件】
信じられないことが起きた。
昨年2014年初頭から年末丸々かけて世間を振り回したあのSTAP細胞。
現在はSTAP細胞は実験中にiPS細胞が混入した、論文の画像は転用だった、STAP細胞のからくりはこれで明らかとなり、開発者たる小保方晴子氏の理研退職。これでSTAP細胞問題は収束を迎えたかと思ったのですが…
何と、小保方晴子氏の発言である「STAP細胞はあります」。これが商標登録出願中だとのことです。
商標に出願しているのは、もちろん小保方晴子さんではありません。
もし小保方氏の出願だったら、すごい胆力だなあと逆に感心するのですけどね。
出願したのはベストライセンス株式会社というライセンス会社。
商標の出願の他、ライセンスの管理も行っている会社だとか。
「STAP細胞はあります」以外にも色々なワードを商標登録しており、公式ホームページはありませんが、非公式のでツイッターの商標登録情報botを見てみると、かなりの数の商標登録を当該会社はしている模様。
2015年3月9日時点で1,500も出願しているのだとか。
知財ランキング
商標登録bot【twilog】
つまり出願が認められ、商標登録されると「STAP細胞はあります©(仮)」となるのでしょうか。
ちなみに、こう言ったライセンスをとりあえず取っておくという会社は海外では結構あるのですよね。
これ何に使うの?という特許であろうとも、数年後に画期的な発明に使われるようになり、大量のライセンス料が入ってくると言った形です。
さらに言えば、日本の人気キャラクターの商標は、そのキャラクターが海外進出する前から海外でまったく別の会社に商標登録されており、いざ海外進出した時には、正規の会社なのにそのキャラクターやアニメの商標が使えない、またはお金を払って使うなどという現象も起きています。
日本は著作権、ライセンスなどには緩かったので、その隙を突かれたのでしょう。
知的財産は、音楽なども含めて、日本は軽んじられてきた歴史があります。
現在は著作権も以前よりは厳しくなったようですが、さて「STAP細胞はあります」を今後使うことはあるのでしょうか。
いや、もし小保方晴子さんや他の研究者が本当にSTAP細胞を開発した時には、ベストライセンス株式会社にお金を払った上で発言をしなければならないのでしょうか…?