ありえないコラボが実現した!?天才バカヴォンいよいよ公開
最近は過去の名作アニメが次々と実写化され、食傷気味の人も多いのではないでしょうか。
映画は映画で面白い邦画も続々と発表され、カンヌ映画祭にも出品されていたりするのですが、世間を賑わせているのはやはり実写化なんですよね。
しかし、そんな今の映画界の風を吹き飛ばすかのごとく、2015年5月23日(土)にとんでもないコラボ映画が放映されるのです。
天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜
タイトルだけで度肝を抜かれてしまいました。
赤塚不二夫生誕80周年記年で制作された映画なのです。
決してネタではありません。
天才バカボンは説明不要かもしれませんが、ギャグ漫画というジャンルを日本で確立した赤塚不二夫氏の代表作。
ウナギイヌやレレレのおじさん、ピストルを連打する警官など奇妙だけど愛されるキャラクターも数多く登場しています。
常に笑いを追求した赤塚不二夫氏をそっくりそのまま紙面で暴れているのが、まさにバカボンのパパなのです。
監督、脚本はあの「鷹の爪」で有名なFROGMAN氏。
予告編を観てみると、確かに鷹の爪テイスト満載です。
シュールな笑い+古典的であり、万人に愛されるギャグのコラボで映画館を沸かせてくれるに違いありません。
ストーリーは、アニメ「フランダースの犬」のあの感動的なラストから始まります。
ここで泣いたという人は日本全国でかなりの数でしょう。
時代は19世紀、ベルギー北部、アントワープ大聖堂で憧れのルーベンスの絵を前に力尽きる少年ネロとパトラッシュ。
何一つ恵まれぬまま、しかし憧れのルーベンスの絵をようやく目にして切れたネロとパトラッシュに天からの使いがやってきて、天国へ…と思いきや、ネロは人類への復讐を近い、悪の組織の手先となって人間社会へ蘇るのです。
修羅の道を突き進もうとするネロとパトラッシュを止めるのは、バカボンのパパ…!
それでいいのか?
と、つい思っちゃいますよね。
赤塚不二夫生誕80周年企画はいいけれども、天才バカボン映画化も分かるけど、なぜフランダースの犬なのか。
色々突っ込みたいとは思いますが、映画でもしかすると納得の結末が待っているのかもしれません。
いや、シュールな笑いが炸裂し、伏線とかどうでも良くなるかもしれませんね。
悲劇と喜劇の奇跡のコラボは、果たしてどう化学変化を起こすのでしょうか。
ちなみに公式サイトであらすじやキャストを調べようと思いましたが、「わしが説明してやるのだ」とバカボンのパパが邪魔して調べるのに手間がかかってしまいました。
とりあえず、悪の組織がバカボンのパパの本名が知りたがっているとだけ分かりました。
バカボンのパパの本名が分かって一体何になるのでしょうか!?
公式サイトでは「自分バカだなあ」と思ったエピソードをTwitterで募集しているので、バカを極めた方はぜひとも投稿してみてください。
著名人のちょいバカエピソードも載ってますよ。
ちなみにキャスト
ネロ 瀧本美織(関係ないけど、瀧本美織垢抜けて色気が出てきたなあ…)
パトラッシュ FROGMANの愛犬の桃
レレレのおじさん 上島竜兵
本官 岩田光央
他にも映画オリジナルキャラの声に濱田岳、村井國夫と無駄に豪華な面もみどころ。
声優も俳優もアイドル、人外とかなりカオスなギャグ映画となるでしょう。
観終わった後、「これでいいのだ」と叫びましょう。
しかしこの企画、よくフランダースの犬の版元が許したなあ…